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アドラー心理学における「他者貢献」の考え方

こんにちは。Iori blueです。

今回は、「岸見一郎著 嫌われる勇気」で学んだ、アドラー心理学における他者貢献の考え方について説明します。

目次

他者貢献とは?

アドラー心理学では、他者貢献を次のように定義しています。

他者貢献

仲間である他者に対して、何らかの働きかけをおこない、貢献しようとすること。

なぜ、他者貢献が必要なのか?

対人関係の悩みから自分を解放するためです。他者貢献をおこなうと、次のような理屈で対人関係の悩みから解放されます。

©2021 Iori blue

この理屈の詳細については、こちらの記事にまとめています。

他者貢献の具体的な方法

他者貢献の方法は「主体的な貢献」「貢献感」「勇気づけ」の3つに分類できます。これらの関係性を整理すると、次のようになります。

©2021 Iori blue

これから、それぞれの詳細について説明します。

なお、課題の分離の詳細については、こちらの記事にまとめています。

主体的な貢献

主体的な貢献では、実際に目に見える形で他者へ貢献していきます。具体例で説明すると、次のようになります。

©2021 Iori blue

このように、主体的な貢献では、他者がわたしに何をしてくれるかではなく、わたしが他者に何をできるか考え、実践することが大切になります。わたしが他者に貢献するかどうか(自分の課題)は自ら変えられますが、相手がわたしに貢献するかどうか(他者の課題)は自らでは変えられないからです。

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貢献感

貢献感では、目に見えない形で他者へ貢献していきます。貢献感を定義すると次のようになります。

貢献感

「わたしは誰かの役にたっている」と主観的な感覚をもつこと。

具体的には、行為のレベルではなく、存在のレベルで「わたしは誰かの役にたっている」と考えます。

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このように、貢献感では、自分の存在が役立っているかどうかは気にせずに、「わたしは存在しているだけで共同体にとって有益であり、役立っている」と主観的に感じることが大切になります。存在レベルでの貢献を主観的に感じるかどうか(自分の課題)は自ら変えられますが、自分の存在が役立っているかどうかの判断(他者の課題)は自らでは変えられないからです。

©2021 Iori blue

勇気づけ

勇気づけでは、他者の課題に対して貢献していきます。勇気づけを定義すると次のようになります。

勇気づけ

横の関係にもとづいて、相手が課題に立ち向かえるように援助すること。

具体的には、横の関係を維持した状態で、次の4つの言葉を相手に伝えます。

©2021 Iori blue

この4つの言葉のなかで、最も重要な言葉が「ありがとう」になります。理由は次の2つです。

理由1

人は感謝の言葉を聞いたとき、「自分には価値がある」と実感できるため。

©2021 Iori blue
理由2

人は自分に価値があると思えたときにだけ、自らの課題に立ち向かう勇気を持てるため。

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勇気づけでは、次の3つのポイントが大切になります。

ポイント1

他者を評価しないことです。他者を評価すると、勇気づけができなくなるためです。

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ポイント2

他者の課題には介入せず、あくまで援助のみをおこなうことです。自らの課題に立ち向かうのは他者本人であり、その決心をするのもまた他者本人であるためです。

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ポイント3

他者を「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルでみることです。人は「ここに存在している」だけで、誰かの役に立っているためです。

©2021 Iori blue

他者貢献の順番

「主体的な貢献」「貢献感」ができるようになって初めて、「勇気づけ」が可能となります。理屈は次のとおりです。

©2021 Iori blue

なお、人々を自分の仲間と見なす方法、および横の関係の詳細については、こちらの記事にまとめています。

他者貢献の重要なポイント

他者貢献とは「わたしを捨てて、誰かのために尽くす」ことではなく、「わたしの価値を実感するための手段」であると認識することが重要です。人は「誰かの役に立っている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感できるので、それを実感するための手段として、他者貢献をおこなうことがポイントになります。

今回は以上です。それでは。

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